


【 世界遺産 熊野古道について】
熊野は、川や滝、巨岩に神が宿るとして崇める自然崇拝を起源とし、
「よみがえりの地」として、人々の心を癒やす特別な地。
和歌山県紀伊半島にある 熊野三山 を目指すこの道は
道自体が ユネスコ世界遺産 に「 紀伊山地の霊場と参詣道 」として登録されていて、
道中では樹齢800年を超す大樹などの自然はもちろん、江戸時代に敷かれた石畳などの史跡を見られる。
【熊野三山について】
紀伊山地の東南部に位置する「 熊野本宮大社 」、「 熊野速玉大社 」、「 熊野那智大社 」の
3つの聖地をまとめていう場合の総称である。
【 熊野本宮大社 について】
主祭神としてスサノオノミコトが祀られており、 全国3000社ある熊野神社の総本宮全国熊野神社。
当社のいたるところに見られる3本足のカラス。
日本サッカー協会のシンボルとしても有名な、八咫烏(やたがらす)です。
八咫烏は、日本書紀・古事記の「神武東征」という物語に登場します。
これは神武天皇が、宮崎県(日向)から奈良県(橿原)に都を移し、
大和朝廷を開いて初代天皇に即位するまでを描いた物語です。
神武天皇が熊野に到着された時、神の使者である八咫烏が奈良まで道案内をしたというエピソードから、
熊野三山に共通する「導きの神鳥」として信仰されるようになりました。